光のもとでⅡ

「すべてをさらけ出すことには慣れていないし、誰にでも自分をさらせるほど強くもないわ。でも、話したいと思う人がいることや、話せる状況にあることが幸せなことだと今ならわかる。それに、あなたには自分の醜いところをすでに見せてしまっているから、あれ以上に醜いものなどないと思えばなんでも話せる気がするの」
「……醜いところ、ですか?」
「えぇ、嫉妬に狂った半狂乱。そんな言葉がぴったりだったでしょう?」
 言われて少し考える。
「……私の雅さんの印象は、ハイヒールが似合うきれいで怖い人、です。だから、醜いと思ったことはないですよ?」
 私の言葉に雅さんは声を立ててクスクスと笑った。
「あなた、正直ね?」
「……すみません」
「謝らなくていいわ。謝らなくちゃいけないのは私のほうだもの。どんな生い立ちがあり、精神的に不安定な状態だったとしても、あなたを傷つけてもいいという免罪符にはなり得ないわ」