光のもとでⅡ

「右半身、痛いかも……。あと、頭? 首?」
 何が起こったのか理解できないままに答えると、
「右半身が痛いのは右を下にして倒れたから。首と頭が痛いのはボールが当たったから」
 ボール……?
「うちらの裏面コートのボールが当たったんだよ。一応、仕切りネット越しだったから、威力そのままではなかったと思うんだけど……」
「すみませんっ、自分が打ったボールでっ」
 申し訳なさそうな顔をしている人。
 ……あ、れ? ツカサも優太先輩もここにいるということは――。
 はっと気づく。ツカサたちの試合も裏コートの試合も中断してしまっていることに。
「わっ、あの、本当に大丈夫なのでっ」
 慌てて起き上がるとくらっとした。
 それを受け止めてくれたのはツカサだったけれど、途端に「きゃーーー」「いやあああ」と観覧席から声があがる。