「香月さん、ありがとう! その試合だけ見たら戻ってくる」
「別にもう少しゆっくりしてきても大丈夫よ……」
言われて私は視聴覚室をあとにした。
桜林館は白熱している。
ツカサが出ている試合ともなれば、観覧席には女の子が多いわけで……。
相変わらず女の子に人気があるな、と思いながら一階のコート端から二階観覧席を眺めていた。
黄色い声はツカサともうひとり、飛翔くんの名前を呼ぶ。
ツカサと飛翔くんということは、三年生と一年生対決。
視線をコートに戻すと、優太先輩がツカサにパスを出したところだった。
普段走っているところを見ないだけに、やっぱりツカサが走っている姿は新鮮に見える。
こんなふうにじっと姿を追って見ていられるのは球技大会のときくらいのもの。普段、一緒にいるときはこんなにまじまじとは見ていられないから。
「別にもう少しゆっくりしてきても大丈夫よ……」
言われて私は視聴覚室をあとにした。
桜林館は白熱している。
ツカサが出ている試合ともなれば、観覧席には女の子が多いわけで……。
相変わらず女の子に人気があるな、と思いながら一階のコート端から二階観覧席を眺めていた。
黄色い声はツカサともうひとり、飛翔くんの名前を呼ぶ。
ツカサと飛翔くんということは、三年生と一年生対決。
視線をコートに戻すと、優太先輩がツカサにパスを出したところだった。
普段走っているところを見ないだけに、やっぱりツカサが走っている姿は新鮮に見える。
こんなふうにじっと姿を追って見ていられるのは球技大会のときくらいのもの。普段、一緒にいるときはこんなにまじまじとは見ていられないから。


