「香月さんはハンドボールだったよね? 午後まで残れそう?」
「残念ながら二回戦で敗退」
「そっか……残念だったね。うちのクラスは午後まで残れるものあるかな」
残っていてくれないと、私は何も応援できないことになってしまう。
「気になるなら少しくらい外に出ればいいでしょ」
話し方には少し棘がある。でも、悪意のある棘ではない気がした。
「これ、私が代わってる間、少しくらい見てきたら?」
「えっ!? あ……じゃ、少しだけお願いしてもいいかなっ? どこまで勝ち進んでるのかだけ見てくる」
視聴覚室の一角へ向かおうとしたところ、
「――今っ」
「え……?」
「今、桜林館で藤宮先輩がバスケに出るから行ってきたら?」
びっくりして言葉に詰まっていると、
「それくらい許されるわよ……」
つっけんどんに言われたけれど、嬉しくて笑顔でお礼を口にした。
「残念ながら二回戦で敗退」
「そっか……残念だったね。うちのクラスは午後まで残れるものあるかな」
残っていてくれないと、私は何も応援できないことになってしまう。
「気になるなら少しくらい外に出ればいいでしょ」
話し方には少し棘がある。でも、悪意のある棘ではない気がした。
「これ、私が代わってる間、少しくらい見てきたら?」
「えっ!? あ……じゃ、少しだけお願いしてもいいかなっ? どこまで勝ち進んでるのかだけ見てくる」
視聴覚室の一角へ向かおうとしたところ、
「――今っ」
「え……?」
「今、桜林館で藤宮先輩がバスケに出るから行ってきたら?」
びっくりして言葉に詰まっていると、
「それくらい許されるわよ……」
つっけんどんに言われたけれど、嬉しくて笑顔でお礼を口にした。


