放課後、ちょっとカフェに寄り道した私と柚香。 「で、誰が気になってるの?」 「え、と………」 なんか本人でもないのに恥ずかしい… 「だれよ~?」 「み………宮本くん…」 「………宮本ォ!?!?」 テーブルから乗り出すようにしててちょっとこわい。 「う、ん」 「あんな中途半端な男子を好きなの!?」 「中途半端、かなぁ?」 「見た目も並み、性格も普通、勉強もそこそこ、運動神経も悪くもなく良くもなく、なのよ?」 「気遣い、が出来るから、、」 「まぁ、それもそうだけど……」