健太・・・泣いているの?
「もう亜美に戻ることはない。これが本当に最後だから。電話掛けて悪かったな」
「待って・・・切らないで・・・」
健太は何も言わないでいる
私は泣きじゃくるのを必死に止め
「健太・・・今、幸せ?」
「・・・」
どうしても聞きたかったこと
そしてちょっと立ったてから健太が
「幸せだよ」
そう答えた
込み上げてくるこの思いを私はぐっと押さえ
「私も新くんがいるから幸せだから」
もうそれを言うしかなかった
素直に戻って来てって言える勇気がなかったんだ
「そっか・・・幸せにしてもらえよ」
「うん」
「じゃあな」
「健太・・・仕事頑張ってね」
「亜美も幼稚園の先生になれよ」
私が幼稚園の先生になりたいこと、憶えてくれていただけで嬉しい
「亜美・・・ごめんな」
ガチャッ
そう言って電話は切れてしまった
「うわーん」
私バカだよね
最後まで素直になれなかった
でもね、健太の言葉は誰からのプレゼントよりも嬉しかった
健太が幸せならそれでいい・・・
なんて嘘。そんなのきれい事
本当は戻って来てほしい。佐原樹里と別れて、そう言いたかった。いっぱい責めてこんなに苦しいんだよって訴えたかった
でも言えるはずがない
幸せだと言う健太をやっぱり私には壊すことは出来なかった
「もう亜美に戻ることはない。これが本当に最後だから。電話掛けて悪かったな」
「待って・・・切らないで・・・」
健太は何も言わないでいる
私は泣きじゃくるのを必死に止め
「健太・・・今、幸せ?」
「・・・」
どうしても聞きたかったこと
そしてちょっと立ったてから健太が
「幸せだよ」
そう答えた
込み上げてくるこの思いを私はぐっと押さえ
「私も新くんがいるから幸せだから」
もうそれを言うしかなかった
素直に戻って来てって言える勇気がなかったんだ
「そっか・・・幸せにしてもらえよ」
「うん」
「じゃあな」
「健太・・・仕事頑張ってね」
「亜美も幼稚園の先生になれよ」
私が幼稚園の先生になりたいこと、憶えてくれていただけで嬉しい
「亜美・・・ごめんな」
ガチャッ
そう言って電話は切れてしまった
「うわーん」
私バカだよね
最後まで素直になれなかった
でもね、健太の言葉は誰からのプレゼントよりも嬉しかった
健太が幸せならそれでいい・・・
なんて嘘。そんなのきれい事
本当は戻って来てほしい。佐原樹里と別れて、そう言いたかった。いっぱい責めてこんなに苦しいんだよって訴えたかった
でも言えるはずがない
幸せだと言う健太をやっぱり私には壊すことは出来なかった

