やさしい手のひら・後編

部屋に入ってから、一人で今日のことを考えていた

そしてベランダに出て外の空気を吸い、深呼吸をする

後悔はない

それは本当のことで新くんとこの先一緒にいたいってそう思っている

でもどこかでまだ健太のことが引っ掛かっている

「おめでとう」と言われた、この言葉が私をまた思い出させる

どこまで健太は私を苦しめるのだろう

もう話しかけないで・・・

♪♪♪~

携帯が鳴っているのに気付き、私は急いでリビングに行き携帯を取った

「どうして・・・」

サブ画面の表示を見て胸が苦しくなる。呼吸が速くなっていくのがわかる

着信は・・・健太からだった

携帯はまだ鳴り続いていて、どうしたらいいのかわからないまま携帯を開け、ボタンを押すか押さないか戸惑っていた