やさしい手のひら・後編

「明日学校?」

「うん」

「迎えに行ってもいい?」

「仕事は?」

「午前中で終わる」

「うん。じゃあ終わったら電話するね」

「亜美・・・」

車から降りようとした時、呼ばれて私は振り返った

「嘘じゃないよな?」

新くんはすごく悲しい顔をしている

「うん。嘘じゃないよ、だから安心して」

そう簡単に信用なんてできないよね・・・

ごめんね、そんな思いさせて・・・

「幸せにしてくれるんでしょ?」

「幸せにする」

「よかった」

安心させたくって私は笑顔で新くんに言った

「じゃ、行くな」

「うん。気をつけてね」

手を振ると新くんも手を振って車は行ってしまった

私は見えなくなるまでテールランプをずっと見ていた