やさしい手のひら・後編

「新婦、福田亜美、あなたは病める時も、健やかな時も、生涯支えあう事を誓いますか」

迷わず答えよう

「はい、誓い」

ギギィ

誰かが入って来たのか、ドアが開く音が聞こえた

「亜美!」

私は声が聞こえた方へ振り向き入口を見た

誰かが入口に立っている

外からの光でそれが誰なのか分からない

私は目を細めて入口の方を見ていた。私の名前を呼んだのは誰…?

神父さんも新くんも、式場のみんなも声が聞こえた入口を見ている

バタンッ

ドアが閉まり外の明るさが消えた瞬間そこに立っていたのは・・・・

「えっ・・・どうして…」