やさしい手のひら・後編

「忘れ物ない?」

「うん、大丈夫」

タクシーに乗り込み、教会へと向かう

昨日よりもっと私は緊張していた

教会に着くと、すぐに控室に入るように言われ、両親とは部屋の前で別れた

私はすぐにメイクに取り組み、久しぶりに大きな鏡の前に座った

メイクが終わると髪のセットに入る

私の希望で巻き毛にしてもらった

「さすが元モデルですね」

「そんなことないです」

だんだんと変わっていく自分を見ていよいよなんだとまた、ドキドキし始める

新くんが選んでくれた真っ白なウエディングドレス

長いベールを乗せ、由里と優香が作ってくれブーケを持つ

私…お嫁に行くんだ

今までの出来事が頭に浮かび上がる

辛いことばかりじゃなかった

楽しいことも嬉しいこともたくさんあった