やさしい手のひら・後編

朝、新くんの腕の中で目を覚ました

昨日のプロポーズが信じられなくて、まだ寝呆けた頭で昨日のことを考えていた

私、結婚するんだ

そう思い新くんの顔を見つめるとぐっすり眠っていた

新くんの仕事までまだ時間があるので、起こさないようにゆっくり腕から擦り抜けようと思ったら

「寒い」

「うわっ」

新くんの腕に捕まりまた腕の中に戻されてしまった

「お前いなくなったら寒い」

「寒いならほら、布団掛けて」

「お前の体温がいいんだって」

「クスッ」

「なんだよ」

「だって甘えてるから」

「甘えてねぇよ」

この雰囲気が居心地良くって、きっと新くんとなら結婚してもうまくやっていける

そう思えた

新くんは私を幸せにしてくれる

そして私も幸せにしてあげたい

そうお互いに思った時がタイミングなのかもしれない