やさしい手のひら・後編

「なんか夢みたい」

ベットの中で腕枕をしてもらっていた

「いつ言おうかっていつも考えてた。もし断られたらどうしようって。お前が健太の結婚の時・・・落ち込んでいたのも知ってたから」

私は新くんに知られないように笑顔でいたはずなのに・・・

分かっていたんだね・・・

「俺は健太に追いつくことさえできないのかって、ずっと悩んだ時もあった」

新くん・・・

「でもよ。そんな中でもお前は俺から離れなかった。お前はずっと俺の傍にいてくれた」

新くん・・・そんな気持ちにさせてしまってごめんなさい

「3年も一緒にいるなんてすごくね?」

新くんを不安にさせてごめんね

「ごめん・・なさい」

「なんでお前が謝んの?」

「ずっと私を見守ってくれたのに・・・私・・・」

「俺が好きだからしょうがねぇんだよ」

そう言って腕枕の腕をギユッと私の首に回した

「自分より大事だって思えたんだ。どんなことでも守ってやりたいって思った」

「グスン」

「ほんとよく泣く奴だな」

だって・・・ずっと私を待っててくれたんでしょ。何も言わず見守ってくれてたんでしょ

私甘えてばかりでいつも迷惑掛けてたよね

健太のことでいつも寂しい思いさせてたよね

「ほら、泣くなって」

「だってー」

私にも生涯共にしたいと思える人がいるよ

ここに・・・