キーンコーンカーンコーン…


やべっ遅刻する!急がないと!


あ、偽物だ。




ちょっと自慢しにいこー!


「昨日本物の柚理ちゃんに会って来たよ。」


「お前とは違ってめっちゃ可愛かったよ。」


ふん。俺の彼女になる子だもん。こんなブスじゃねーし。



教室行かないと!





ドン!ドン!



ん?なんかやってる…



「ドン!」


美穂??

あ、偽物いじめてるー!

最近、柚理ちゃんに相手にされないし…



ちょっとしたストレス発散になるかも…!




「俺もやろうかな?」


「ドスン!!」


「ドスン!!ドスン!!ドスン!!」



ブスなんだから、こんなのガマンしろよ!



あ!こっち倒れてきた!


「さわんな!」


えっ…どこかで嗅いだことある匂い…



ゆ、柚理ちゃん?


いやいや!絶対違う!

多分、憧れてるから同じ匂いにしてるんだ!


そーだそーだ!!!



でも、なんかあれだから、保健室連れて行こう…


僕は、柚理ちゃん?をお姫様抱っこして保健室へと向かった。