身分違いを乗り越えて…


しかも、みんなの前なのに若干本性が出ちゃったし…

「後夜祭で話したいことがあるから校舎裏で待ってろ、強制だから」

これだけ伝えたいだけだったから

もう、さっさと退散する。

このあと楽夢がみんなに囲まれていることを知るよしもなかった。

ステージに出ただけで黄色い歓声が聞こえてくるし、うたいだしたらまた、

さっきよりもでかい黄色い歓声が聞こえてきた。

振りを間違えたところも勝手に黄色い歓声でフォローしてくれた。

でも、俺は見つけてしまった。愛しい人を…

ちょっと怒ったような顔をしながら

こっちを見ていた。