「実際どうなんだよ」
会議室に私を閉じ込めて、副社長は新しい煙草に火をつける。
長い指が口元にかかる仕草は恐ろしく色っぽい。
綺麗だなあ。
……だけどこの人、何本吸うつもりなのかしら。
なんて思っていたら、反応が遅れてしまった。
「……なにがです?」
「朔とお前」
物言いたげな私の様子を察して、城ノ内副社長は続ける。
「あの写真のことは疑ってねぇよ。だが朔から昨夜電話があって、お前には非はない、責めるなと言われた」
嘘……。
朔は優しい。いつも。
副社長はふーっと紫煙を吐く。
「ついでにな、『あれは事故ですが、俺には下心がありましたから、怒るなら俺にどうぞ』ときた」
さ、朔ぅ~……!
何を行っちゃってるのよぉ~!!
私の表情に、副社長は容易に心中を見抜いたらしい。
「アイツに迫られたか」
「こ、告白されただけです。副社長は変なこと言いましたけど、朔は手を出したりなんて……て……」
いやまてよ。ほっぺちゅーはされたか。
思い当たってしまった私に、城ノ内副社長は不機嫌そうに鼻を鳴らした。
「あのガキ」
「あのっ、でも私ちゃんとわきまえてますから!私はマネージャーで、朔とはただの仕事仲間で、彼は会社の大事なホープで」
慌てる私に、副社長がとんでもない一言を投下した。
「お前は俺を好きなんじゃねぇのかよ」
「……は?」
会議室に私を閉じ込めて、副社長は新しい煙草に火をつける。
長い指が口元にかかる仕草は恐ろしく色っぽい。
綺麗だなあ。
……だけどこの人、何本吸うつもりなのかしら。
なんて思っていたら、反応が遅れてしまった。
「……なにがです?」
「朔とお前」
物言いたげな私の様子を察して、城ノ内副社長は続ける。
「あの写真のことは疑ってねぇよ。だが朔から昨夜電話があって、お前には非はない、責めるなと言われた」
嘘……。
朔は優しい。いつも。
副社長はふーっと紫煙を吐く。
「ついでにな、『あれは事故ですが、俺には下心がありましたから、怒るなら俺にどうぞ』ときた」
さ、朔ぅ~……!
何を行っちゃってるのよぉ~!!
私の表情に、副社長は容易に心中を見抜いたらしい。
「アイツに迫られたか」
「こ、告白されただけです。副社長は変なこと言いましたけど、朔は手を出したりなんて……て……」
いやまてよ。ほっぺちゅーはされたか。
思い当たってしまった私に、城ノ内副社長は不機嫌そうに鼻を鳴らした。
「あのガキ」
「あのっ、でも私ちゃんとわきまえてますから!私はマネージャーで、朔とはただの仕事仲間で、彼は会社の大事なホープで」
慌てる私に、副社長がとんでもない一言を投下した。
「お前は俺を好きなんじゃねぇのかよ」
「……は?」

