私の気持ちだけ違う

『夏帆ーー!』

…!
後ろから何年も前から聞き覚えのある声が聞こえる。
『夏帆!先に帰んなよー!俺を置いて行くなよ〜てか、昼休み手振り返してよ〜』
なんて泣き真似をしているバカたいきがいる。
『あ、バカたい…じゃなくてたいき。さすがサッカー部。走るの速いね。』
なんて感情のこもってない棒読みでたいきを褒めた。

『今、バカたいきって言ようとしたよね?ね?褒めてくれるのは嬉しいけどもうちょっとこう…感情を込めてよ!!ちょっと辛いじゃん!』

あ、辛いんだ(笑)なんて。
でも、そんな風には見えないけどな…?

『ジュースおごってくれたら。』
おごってくれるわけないか。
ま、別におごってもらわなくても喉乾いてないし。
てか、今までおごられた覚えないからないか。