「おい。なに顔真っ赤にしてんだよ。」

「だって…。はっ恥ずかしいでしょ。」

意味わかんない‼︎

この漫画のよさが分からないから、笑うのよ。

「でさぁ、お前宿題進んでねぇけど大丈夫か?」

「はっ‼︎」

しまった…。ついヨダレを垂らして寝てしまった。

でも、まだ時間はあるはず。

落ち着け 自分‼︎

「じゃあ俺帰るから。」

「え?」

何?まだ時間はあるはずでしょ。

「お前さぁ。時計もちゃんと見れないの?」

あきれた…という目でゆうが見てる。

「なによ?だってまだ時間あるじゃない。」

そう言うと、ゆうは腹を抱えて笑いだした。

ほんとにバカな奴。私に指摘されたのが、そうとうショックだったようね。

ざまぁ見なさい! 漫画をバカにした罰よ。

「お前…ふっはは…救いようがないバカだな…ふはははは!」

「はぁ?それはあんたでしょ?」

「だから、時計見ろって。はははは!」

もう!めんどくさい奴。

仕方ない。見てみるか。

私は寝起きでぼーっとした頭のまま時計を見た。

ほら見なさいよ。短い針が6、長い針が6…。まだ6時半じゃない。







…ん?

6時半?

「えええええええええええええええ!」

「カッコ悪‼︎さっきまで俺をバカにしてた奴は小学生以下の脳みそでした。」

「ええ〜。やっそのね!これはその…。」

「帰りまーす!」

「えっ!あっちょっと待て!ゆう!」

はぁ。

どうしよう。バカにされたのはいつも通りだけど、



答え結局教えてもらってない!

最悪な一日。o(`ω´ )o