LOVE or LIKE? 本当の気持ち

「夏帆ちゃん!!!聞いてっ!!!!!」









「っ!ちょっとどうしちゃったの!?聞くから落ち着いてよ」









「っとね…昨日ね…」







私は夏帆ちゃんに昨日あったすべてを話した






和也に抱きしめられたこと




竜也君が隣に引っ越してきたこと






和也の悲しそうな顔とか全部。







話し終えると夏帆ちゃんは






「和也くん積極的ー!やっぱり私は竜也君は苦手」









と、廊下で騒がれてる竜也君を指さして言った。







私は別に苦手じゃないけど、なんだか怖い。







考えたけど、二重人格ってやつ?







お母さんの前ではあんな笑顔を見せてたし。





でも学校じゃあんな感じだし。








「琴音、和也君もアンタのこと好きなんじゃない!?」








「////////っ何言ってんの!!!?」








「だって好きな子以外抱きしめないでしょ、普通」








「それもそうかもしれないけど!、でも私はそんな…」







「まぁ。近いうちにくっつくでしょ、」







「ありえないからっ」







チャイムは容赦なくそんなガールズトークを裂き、私たちを席に座らせる








「ホームルーム始めるぞー!今日は学級委員を決めるからなー」






新学期になって間もないからこの日が来るとは思ってたけど…







「じゃぁ女子はくじをひけー」













私はなぜにこんなに運が悪いのでしょうか









黒板の学級委員と書かれた欄に大きく高野の字。







「はぁ…」





「琴音、元気だしな!男子は竜也君だし、お隣さんだからやりやすいじゃん」




前の席の夏帆ちゃんが話しかけてくる





「だけどぉ…」






「学級委員は早速昼休みに資料室で書類を取ってきてくれよー」











最悪だぁ










あの無口な竜也君とだなんて…









何話せばいいんだか…