もぅ、さ。

金髪と樹月、ときたら、彼奴しかいないだろうよ。




「あんっの、ボケガーーーー!」


「ちょっと、峰沢くん!言葉遣い悪過ぎよ」

「あ、すいません」





このあと、峰沢が佐久間をボコボコに……
勿論、言葉で、だが…。するのは15分後である。






「ごめんなさい…」

「よろしい」

「あ、樹月ちゃんが茜公園にいるよ。行ってあげたら?」

「それを早く言えよ」

「うふふ。僕は斗真の焦る姿がみたいよ」

「やめろ。キモイ」

「早くいってらっしゃいよ」

「ああ。ありがとな!でも、そのしゃべり止めろよ」




「斗真。成長したね。ふふ、今の斗真が一番面白いな」

斗真の走り去る後ろ姿を見つめながら、佐久間大貴は呟いた。