恋…

やっぱり俺は恋をしていたのか


Г会うと、胸が痛くて熱くて、ずっと、そばにいたくなる気持ち…」


声として出てしまっていた。



「す、すごく素敵だと思う!」



彼女は目を輝かせていた。


俺はまた、胸が熱くなった。


そして確信した。


俺は



三枝が好きだ。


「そういえば、どうして、ここへ?」


「話したかった。 三枝と。」

そう言うと、

三枝は少し間をおいて、こう言った


「…やっぱり憧れます(笑)。東雲さんの、そういう所。」

あ、憧れる…!!!??


「どういうこと?」



「東雲さんは、優しいから、
私みたいな地味で目立たない子、
見るに耐えないんでしょ?(笑)
だからそうやって声かけてくれて‥…
ありがとうございます。
でも大丈夫。さっき伝言で伝えた言葉の通りだから。それじゃあ、」


彼女は教室を後にした。


伝言…?

もしかして
守に伝えたのか…?


守にそれを話すと、

どうやら
本当に
伝言を残していたようだ。


「私のことは、もう気にしないでほしいとかって言ってたぞ。」

気にしない‥?

どういう意味なんだ、、、?

今の俺に、そんなこと、出来るはずない。