「これって…」


見られてしまった…
手紙に書いてあること全て。

「いえ、何でもないですよ(笑)気にしないで下さい」

ハハハと作り笑いをしてごまかそうとした。

「気になるに決まってんじゃん。三枝、もしかして、毎日?」

手紙を持って
私をずっと見つめている。



「・・・・言えないです」

言えるわけない。

ただでさえ、昨日お世話になったのに、

これ以上変な心配を

かけてしまっては…


「どうして?」

「言ったら迷惑かけちゃうから」

私は靴をはいて教室へ向かおうとした。

その時、東雲さんが、私の腕を掴んだ。



「、、え、、?」