松島にメールして高梨がどこにいるのかを探してもらった。
高梨には声の聞こえるところで隠れてもらっていた。
屋上に行ったあたしは喧嘩ごしに武田に突っかかった。
そうしたのは、直接あたしの気持ちをぶつけるよりは同じことをした武田に言うほうが軽く傷ついた高梨の心に届くと思ったから。
「ほら、早くしないと。お昼になるぞ。」
「は?アホか。まだそんな時間じゃないだろが。」
これまで黙っていた松島がくちを開いたと思ったら。
黙っていればいい男なのにもったいない人だ。
「そうでもないんだぜ?」
「あ、本当だ。もう11時・・・って、まだ一時間もあるじゃない!」
ですよね〜
体内時計がくるってる。