さかのぼること3年前。







あたしが中2の時のこと。










家庭環境や部活のプレッシャーから精神的に不安定だった。







初めてのクラス替えに不安を抱えたまま2年に進級した。







仲の良い子は誰もいなかった。





ひと学年6クラスある。




1クラスから7、8人しか同じクラスになる人はいないこの状況。






しばらく仲の良い子はいたけれど、その子は自分勝手で世間と言うものを一切知らない年相応の子だった。







そのうえ、振り回されてばっかりだったから自らその子とは距離をおくようにした。






けれど、クラス表が配られた時は、一緒でよかったねと声をかけて来た。






あたしは信じられなかった。





どうせ、別の子にベッタリになってあたしには構わなくなる。







当時、吹奏楽部だったあたしとは楽器そのものは違っても同じパートにいた。





だから、よくわかるんだ。






案の定、新たなクラスでは別の子とベッタリになって、あたしには声をかけなくなった。