「言わね」
「なんでよ」
「なんでも」
「なんでよ」
「ぜって笑うだろ」
「笑わない」
千晴は真剣に煌を見つめる
煌ははぁーとため息をつき
「怖いんだ」
「えっ?」
「俺はこの手で友達を殺した。軍に入ったらまた殺さねえとならねぇんだろ。それがこえんだよ」
「違う!」

えっ?

「あなたは友達を殺してなんかない。」