ー今日のクラスは妙にざわついている。
なぜかって?それは昨日ざわつかせた主犯が俺の隣の席にいるからだ。
「ねえ!二宮君!帰りにちょっと付き合ってくんない?」
と篠崎千晴はにこやかに笑う。
綺麗な金髪を二つのリボンでまとめ可愛らしく笑う。
「残念だが用事がある。」
「はぁー?レディの誘いを断るつもり!?」
「あのな!俺も暇じゃあねんだよ!」
そんなやりとりを見てたクラスメト達は
「あの二人仲いいよね」
「付き合ってんのかな?」
とこそこそ話している。