「彼女とかつくった事ねーよ

告られても王子様笑顔で

『ごめん君とは友達でいたい』

とかいって断ってるしな」


「も、もったいない事を............」





私なんか告られたら

即OKしちゃいそうだけどな。



まあされた事ないし。人生で。






「............なあ樹莉?

俺がお前を変えてやろうか」


「................変え、る........?」


「だーかーら。」





正人は私の眼鏡を取り

私を見つめる。



眼鏡を取られた私には

正人の顔がぼやけて見えていた。