ずっとずっと好きでした~幼なじみと私の恋愛~

「もう遅いし帰るね」




私はそう言って立ち上がった。




「時間遅いし送ってくよ」




この人はどこまで優しいんだ。




普通振られた相手を送ってく?




「いや……いいよ」




私がそう断ると雄大は立ち上がって私の手を引いた。




「まぁ最後なんだし。これくらいさせてよ」



そう言われたら何も言えない。




「ありがとう」




ん、じゃあ行こっか。



そう言って私の手を離して歩き始めた。