ずっとずっと好きでした~幼なじみと私の恋愛~

「おまたせ」




雄大の優しい声が聞こえた。





「あのね、話があるの」




声がうまく出ない。





「大丈夫、ゆっくりでいいよ」




……私は雄大の何もかも見透かすような目が好きで、怖かった。




心の中が覗かれている気分になる。




「別れたいの。勝手だって分かってる。でも、やっぱり忘れられなくて」




正直に自分の気持ちが言えた。