君と一緒に。



スポットライトは机に立たされており、
登るとかなり視界が開けた

少し発表の時間より早めに来てしまった
なんか高いし、1人だし下りようかなと思ってると


「あ、橋本じゃん!」

「田中だ!!」

田中は中学の時同じクラスで私の数少ない男友達である
そしてかなり背が高くて色んな意味で目立つ


そう言って田中は私の足元まで来た

「橋本照明なの?」

「うん!暇だったから引き受けたんだー」

「偉いね」



ん?田中じゃない声が…聞こえた?


田中の後ろに堀川くんがニコニコして立っていた



「あ、あれ?2人って仲良いの?」

一気に心臓が早まってしまった

「1年の時に、な?」

「うん」

「そ、そっか〜」


やばいやばいやばい!
あの堀川くんが私の足元にいる!
私(と田中)とお話してる!!


私は堀川くんと引き合わせた田中に心から感謝した