君と一緒に。



もう本当穴があったら入りたい
もっと真面目に作業やってれば良かったと何百回目の同じ後悔

私が過去に戻りたいと思う反面に時間は過ぎてゆき、
学祭当日になった。




「はぁ……」

「杏里どした?最近ずっとそれだけど」

「まだ立ち直れない」

「まだなの!?」

この子は麻里ちゃん
1年生の時に同じクラスで2年になったら隣にと離れてしまったけど、
色々な相談もしてて、
最近のモヤモヤとこの前の恥ずかしエピソードを知っている


「学祭当日なんだから、楽しもうよ?」

「…うん」

「ほら、杏里照明なんでしょ?」

そう言って麻里ちゃんは私の背中を叩いた
私はクラスのダンス発表の照明係を引き受けていたのだった

「行ってくるね」

「いってら!」


そして私はスポットライトの近くまで来たのは良いけど…
私の割り当てられたスポットライトの場所は男子の割合が高く行きづらかった


「うええ…」

あまり行きたくないな
でもクラスの仕事だし

そう心に言い聞かせて歩き出した