マウンドのプリンス*青空の下、ふたりでずっと*




「噂をすれば山内じゃん!おはよ!



今ちょうど茉優に聞こうと思ってたんだけど、昨日二人で何話してたの?」



優奈の好奇心の先がわたしから山内くんに変わった。



それはうれしいのだけれど、正直言って今この場にはいたくない。



「あー、それで佐々木に話があって。今日放課後少し話せないか?」



彼に話しかけられてるのにわたしはどうしても山内くんの方には向けない。



だって、昨日のこともあるし、この酷い顔も見せたくないから。



「ごめん!今日は優奈と出掛ける用事があるから…」



背を向けたまま自分の席に行こうとするわたしに、それを聞いてた優奈は空気を読んだのか「ちょっと私のせいにしないでよ~!話があるなら全然待つし!」と言ってきた。