「明日は区切りをつけるために休みにする。
1、2年生はきっちり切り替えて、明後日からの練習に臨むように!いいな?」
「「はい!」」
練習になるとガラっと変わって怖い表情も見せる先生は今日はもう今にも泣きそうなくらい悔しそうで見ていられなかった。
そして「ありがとうございました」と先生に礼をすると、解散の指示が出た。
それぞれ部員が学校を後にしていく中、わたしは一人俯いていた。
一緒に戦うこともできなかった無力な自分が嫌で、嫌で仕方なくて帰る気にもなれない。
「茉優?大丈夫?泣くの我慢してんじゃないの?」
「優奈……わたしは大丈夫だよ。帰ろう」
精一杯強がって、エナメルバッグを背負いなおしてわたしたちも正門に向かって歩き出した。

