マウンドのプリンス*青空の下、ふたりでずっと*




「……っ、茉優ごめんね、ごめんね。絶対に茉優が出る試合を作るって約束……したのに。



作れなかったよ……本当にごめんね」



部長は大粒の涙を流しながら、何度もごめんね、ごめんねと謝ってきた。



そんな先輩の姿にわたしも泣きそうになったけど、試合に出られなかったわたしは泣いちゃいけないと思ってぐっとこらえた。



「謝らないでください。わたしの方こそ、こんな大事な時期にケガをして試合に出られなくなってチームに迷惑をかけて本当にごめんなさい」



わたしは部長に頭を下げて謝った。



どうしたってもう終わった試合には戻れないのに……全然実感が湧かない。



謝るわたしに、部長は何度も首を横に振りながら「茉優の謝ることじゃない。チームの力が足りなかっただけだよ」と言ってくれた。



その時、ちょうど詩乃が、彼女は先輩たちに何度も「すみませんでした」と謝りながら泣き崩れているのが目に入った。



そんな彼女の姿を見てわたしはもっともっと試合に負けてしまったこと、試合にさえ出られなかった悔しい気持ちがふつふつと募ってきたんだ。