二三雄とオレにもキャッチボールの相手になってくれたり勉強見てくれたりして、ちゃんと愛情を与えてくれているのは分かってる。


だけどやはり男親は、娘には甘いらしい。


「二三雄、7年経ったら2人で飲もうぜ」


「兄ちゃん、オレ多分下戸だと思う」


「私と謙亮の息子なら強いハズよ二三雄。9年経って一家5人で飲める日が来るの、楽しみだわ~~~」


ワイワイガヤガヤ、これが八雲家の日常。


騒がしくって参る時もあるけれど――――…こういうのも、きっと幸せと言うんだろうな。


「想兵だって同じ事……」


「「「ハイハイ」」」









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