私の師匠は沖田総司です【上】

師匠の刀の刀身がガランと地面に落ちる。

折れたのは剣先だったけど、私は呆然となりながら師匠の刀を眺めていた。

「山南さん、天宮!」

土方さんが目の前にいた男を斬り伏せた。

「そうだ、山南さん……」

私が急いで振り返ると、そこには左腕を押さえて倒れる山南さんの姿。

山南さんの着物に赤い血が面積を広げていく。

「あぁ……あ……」

上手く言葉が出てこない。

体が震える。

「山、南さん……」

私は山南さんの未来を変えられなかった。

師匠に頼まれたのに……私は……。

このままじゃ、山南さんは死んでしまう。

切腹して、その介錯は組長がやることに……。

組長には師匠と同じ悲しみを背負わせたくなかったのに。

どうして、どうしてこうなったの?


……全部、不逞浪士のせいだ。


此奴らの、此奴らのせいで……!

「殺……してやる」

一人残らず此奴らを

「殺してやる」