二人が走り出したのと同時に、少し遅れて私も岩城升屋に向かって走り出す。
そして、土方さんが店の敷居を跨いだ。
「おいテメェら、こりゃ何事だ!ことによっちゃ、ここにいる全員、新選組がしょっぴくぞ!!」
「ちっ!」
土方さんの大声が店中に響くと、店の人に刀を向けていた浪士が、土方さんに向かって刀を振り上げる。
「テメェから刀を向けたんだ。斬られても文句はねえよな!」
土方さんが寸前で刀を躱すと、そのまま自分の刀を抜き、浪士の腹を斬った。
赤色の血を流しながら倒れる浪士の姿を見て、私は息を飲んだ。
……怯えている場合じゃない。
すでに店の中では乱闘が起きていて、山南さんも刀抜いて戦っている。
私は震える手を必死に動かして、腰に差された師匠の刀を勢いよく抜刀した。
土方さんと山南さん所へ走ると、私の存在に気づいた浪士の一人が、私に立ち向かってくる。
私は咄嗟に目の端に映った店の着物を掴み、それを浪士の顔めがけて投げた。
「ぐあっ、何だ!?」
着物で視界を封じられた浪士に、隙ができたのを見逃さず、男の胸に向かって突きを繰り出した。
グサッ!と肉を貫く感触が手から全身に伝わる。
いやな感触に顔を歪めるけど、私はすぐに刀を引き抜き、山南さんの背後に迫っていた浪士の背中を貫いた。
そして、土方さんが店の敷居を跨いだ。
「おいテメェら、こりゃ何事だ!ことによっちゃ、ここにいる全員、新選組がしょっぴくぞ!!」
「ちっ!」
土方さんの大声が店中に響くと、店の人に刀を向けていた浪士が、土方さんに向かって刀を振り上げる。
「テメェから刀を向けたんだ。斬られても文句はねえよな!」
土方さんが寸前で刀を躱すと、そのまま自分の刀を抜き、浪士の腹を斬った。
赤色の血を流しながら倒れる浪士の姿を見て、私は息を飲んだ。
……怯えている場合じゃない。
すでに店の中では乱闘が起きていて、山南さんも刀抜いて戦っている。
私は震える手を必死に動かして、腰に差された師匠の刀を勢いよく抜刀した。
土方さんと山南さん所へ走ると、私の存在に気づいた浪士の一人が、私に立ち向かってくる。
私は咄嗟に目の端に映った店の着物を掴み、それを浪士の顔めがけて投げた。
「ぐあっ、何だ!?」
着物で視界を封じられた浪士に、隙ができたのを見逃さず、男の胸に向かって突きを繰り出した。
グサッ!と肉を貫く感触が手から全身に伝わる。
いやな感触に顔を歪めるけど、私はすぐに刀を引き抜き、山南さんの背後に迫っていた浪士の背中を貫いた。


