「それじゃあ、しばらくおまえは総司の部屋で寝泊まりしろ」

「「え!」」

私の声と組長の声が重なりました。

よりによって組長の部屋ですか。

昨日のことがあるので正直気まずいですね……。

不意に座っていた平助君が立ち上がりました。

「土方さん!蒼蝶は俺が預かりますぜ!」

「やっぱり来たな平助」

土方さんは、こうなることが分かっていたのか、冷静な反応でした。

「天宮は総司の組にいるだろ。だから天宮の見張るのは、上司である総司の仕事だ」

「でも」

「心配なら、平助も総司の部屋で寝ればいいだろ。見張りが増える分には問題ない」

「それはいい考えでさァ!総司、俺も今日からおめェの部屋で寝ますぜ」

「え~……」

組長が本当にイヤそうな顔をします。

ですが結局、近藤さんも平助君がいたら安心と言うことになり、組長の部屋で三人で寝ることになりました。

しばらく賑やかな生活になりそうですね。