私の師匠は沖田総司です【上】

「っ……」

組長が顔そむけ、手で顔を隠してしまいます。

耳が真っ赤なので、やはり組長も恥ずかしかったんですね。

でも、組長は再び匙の上に餡蜜を乗せ、私の口元まで持ってきます。

「あの……、自分で食べますよ」

「僕が食べさせた方が早い」

確かにそうですが……。

「恥ずかしいです……」

「恥ずかしいなら、早く食べて」

うぅぅ。組長がやめてくれません。

そして若干、ノリノリに見えるのは気のせいでしょうか。

私は諦めて再び餡蜜を食べる。

食べる度に心臓がドキドキして、餡蜜を味わう暇もないです。

公開処刑されてる気分。

さあ、私の心臓が壊れるのと餡蜜が食べ終わるの、どちらが早いでしょうか。