私の師匠は沖田総司です【上】

「別に信用してねえわけじゃねえよ……」

「鬼の副長だから疑わざるをえないって訳ですか。本当、副長は大変ですね。僕が副長をやらなくてよかったです」

「いつでも副長は変わってやるぞ」

「書類書きばかりで腕が鈍りそうですから、遠慮しておきますよ」

手をヒラヒラ振って部屋に戻ろうとしたら、土方さんに名前を呼ばれた。

「天宮の審議は明後日だ」

「土方さん」

「1日くれてやるんだ。感謝しろよ」

「はい、ありがとうございます」

部屋に戻る土方さんの背中に向かって頭を下げた。