***
天宮さんを部屋に運んだあと組長全員が一室に呼ばれた。
上座に座る近藤さんを挟むようにして山南さんと土方さんが座っていて、誰も口を開かない。
沈黙を満たす部屋に僕は息がつまりそうだ。
いつまでこんな我慢大会を続けるつもりだろう。僕は早く天宮さんの様子を見に行きたいのに。
早く終わらないかなと思っていると、部屋の戸がガラッと音を立てて開いた。
戸を開けたのは山崎君だった。
「天宮さんは?」
僕はすぐに山崎君に聞いた。そしたら山崎君は
「大丈夫やで。ただ眠ってるだけや」
嘘を感じさせない笑顔で言ってくれた。
すると部屋にいた全員がホッと気を緩めた。
「日頃の疲れと今日の事件で体が限界やったんやな。しばらくゆっくりさせたら大丈夫やと思うで」
「ああ、よかった。急に倒れたから一時はどうなるかと」
「我々はずいぶん彼女に無理をさせていたみたいですね。彼女の仕事を減らさなければなりません」
「けど、女中の仕事はあいつが勝手にやってるだからな」
「君たちや他の隊士たちが料理や洗濯をやってくれたら、彼女の負担が減るんだけどね」
「……」
源さんの鋭い一言に全員ぐうの音も出ない。
天宮さんを部屋に運んだあと組長全員が一室に呼ばれた。
上座に座る近藤さんを挟むようにして山南さんと土方さんが座っていて、誰も口を開かない。
沈黙を満たす部屋に僕は息がつまりそうだ。
いつまでこんな我慢大会を続けるつもりだろう。僕は早く天宮さんの様子を見に行きたいのに。
早く終わらないかなと思っていると、部屋の戸がガラッと音を立てて開いた。
戸を開けたのは山崎君だった。
「天宮さんは?」
僕はすぐに山崎君に聞いた。そしたら山崎君は
「大丈夫やで。ただ眠ってるだけや」
嘘を感じさせない笑顔で言ってくれた。
すると部屋にいた全員がホッと気を緩めた。
「日頃の疲れと今日の事件で体が限界やったんやな。しばらくゆっくりさせたら大丈夫やと思うで」
「ああ、よかった。急に倒れたから一時はどうなるかと」
「我々はずいぶん彼女に無理をさせていたみたいですね。彼女の仕事を減らさなければなりません」
「けど、女中の仕事はあいつが勝手にやってるだからな」
「君たちや他の隊士たちが料理や洗濯をやってくれたら、彼女の負担が減るんだけどね」
「……」
源さんの鋭い一言に全員ぐうの音も出ない。


