目を開けたくても、瞼が磁石になったかのように開かない。
得体のしれない恐怖に耐えていると、高く振り上げる刀が見えた。
その次に見えた映像に、頭を殴られるような衝撃を受ける。
次に見えた映像は血に染まった白装束を着て地面に横たわる山南さんだった。
首と体は繋がっていなくて、明らかに息絶えているのが分かる。
一瞬しか見えなかったはずなのに、その映像だけは鮮明に覚えていた。
その後、浮かび上がっていた映像がテレビを消すようにプツンと消える。
そして同時に、胸のざわつきや頭痛は無くなり、目も何の抵抗もなく開いた。
「はぁ……はぁ……」
「大丈夫か?」
粗い息を整える私の傍らには龍馬さんがいて、心配そうに眉を顰めながら私を見ています。
私は力なく返事をすると、龍馬さんに腕を掴まれながら立ち上がりました。
「ありがとうございます」
「いいけど、本当に大丈夫か?」
「はい。もう大丈夫です」
全身に怠さはあるけど、気にする程のことではありません。
少し空を見る。空は藍色に染まっていて、龍馬さんの顔が少し霞んで見えました。
もうすぐ夜になってしまいますね。
「私帰りますね」
「心配だし送ってやるよ」
「忘れたんですか?私がいる所は新選組ですよ」
「あっ……」
龍馬さんは気まずそうに顔を逸らして、クルンとした髪を撫でました。
得体のしれない恐怖に耐えていると、高く振り上げる刀が見えた。
その次に見えた映像に、頭を殴られるような衝撃を受ける。
次に見えた映像は血に染まった白装束を着て地面に横たわる山南さんだった。
首と体は繋がっていなくて、明らかに息絶えているのが分かる。
一瞬しか見えなかったはずなのに、その映像だけは鮮明に覚えていた。
その後、浮かび上がっていた映像がテレビを消すようにプツンと消える。
そして同時に、胸のざわつきや頭痛は無くなり、目も何の抵抗もなく開いた。
「はぁ……はぁ……」
「大丈夫か?」
粗い息を整える私の傍らには龍馬さんがいて、心配そうに眉を顰めながら私を見ています。
私は力なく返事をすると、龍馬さんに腕を掴まれながら立ち上がりました。
「ありがとうございます」
「いいけど、本当に大丈夫か?」
「はい。もう大丈夫です」
全身に怠さはあるけど、気にする程のことではありません。
少し空を見る。空は藍色に染まっていて、龍馬さんの顔が少し霞んで見えました。
もうすぐ夜になってしまいますね。
「私帰りますね」
「心配だし送ってやるよ」
「忘れたんですか?私がいる所は新選組ですよ」
「あっ……」
龍馬さんは気まずそうに顔を逸らして、クルンとした髪を撫でました。


