「分かった。だからもういい」
「……ごめんなさい」
この「ごめんなさい」は誰に向けた「ごめんなさい」だろう。
龍馬さん?高杉さん?それとも、斬ったかもしれない人たち?
分からないけど、私は「ごめんなさい」と言う言葉しか口にできなかった。
私が黙って俯いている間、龍馬さんは何も言わず私の頭を撫で続けてくれます。
「あの……」
再び流れた沈黙を破ったのは私でした。
私の頭を撫でていた手が動きをとめ、ゆっくりと離れる。
「私、新選組の一員ですけど龍馬さんやヅラさん、稔麿さん、高杉さんそして長州藩邸のことは言いません」
「本当か?」
「はい、何があっても絶対に言いません」
私は腰に差していた師匠の刀を鞘ごと腰から抜いた。
「龍馬さんは刀を持っていますか?」
「俺は刀を持たねえんだ」
「だったら銃は持っていますか?」
「ああ」
龍馬さんが懐から銃を取り出した。銃身の黒い部分が夕日の光に照らされて光の筋を作っている。
私は鞘から少し刀を抜くと、峰の部分を龍馬さんの銃身に当てた。
小さな金属音が耳に心地よく響く。
「これ、金丁(キンチョウ)って言うんですよね。簡単な行為だけど、大切な誓いを立てる時にするって師匠から教えてもらいました」
「……ごめんなさい」
この「ごめんなさい」は誰に向けた「ごめんなさい」だろう。
龍馬さん?高杉さん?それとも、斬ったかもしれない人たち?
分からないけど、私は「ごめんなさい」と言う言葉しか口にできなかった。
私が黙って俯いている間、龍馬さんは何も言わず私の頭を撫で続けてくれます。
「あの……」
再び流れた沈黙を破ったのは私でした。
私の頭を撫でていた手が動きをとめ、ゆっくりと離れる。
「私、新選組の一員ですけど龍馬さんやヅラさん、稔麿さん、高杉さんそして長州藩邸のことは言いません」
「本当か?」
「はい、何があっても絶対に言いません」
私は腰に差していた師匠の刀を鞘ごと腰から抜いた。
「龍馬さんは刀を持っていますか?」
「俺は刀を持たねえんだ」
「だったら銃は持っていますか?」
「ああ」
龍馬さんが懐から銃を取り出した。銃身の黒い部分が夕日の光に照らされて光の筋を作っている。
私は鞘から少し刀を抜くと、峰の部分を龍馬さんの銃身に当てた。
小さな金属音が耳に心地よく響く。
「これ、金丁(キンチョウ)って言うんですよね。簡単な行為だけど、大切な誓いを立てる時にするって師匠から教えてもらいました」


