食事も終わり、食器も片づけた後、ヅラさんたちに家に帰ると言って長州藩邸から出ました。
今は賑わう町を龍馬さんと二人並んで歩いています。
帰り際、龍馬さんが送ってくれると言ってくれたのです。
「今日は……ごめん」
長州藩邸から出てから、ずっと無言だった龍馬さんが言いました。
「そう思ってるなら、あんなことは二度としないでください」
「……」
それからお互いに言葉を交わさず歩き続ける。
そして、いつの間にかよく一緒にいた川原に来ていました。
思わず足を止め、風で流れる髪を押さえながら、高い位置にある夕日を眺める。
龍馬さんも足を止め夕日を眺めました。日に当たる部分がオレンジ色に照らされ、はねた髪の影の部分が暗くなっている。
「蒼蝶」
「はい」
返事をして龍馬さんの方を見れば、龍馬さんは私の方を見ていました。
「また会いたいって言ったら会ってくれるか?」
龍馬さんの言葉に胸がキュッと締め付けられる。
私は髪から手を離すとゆっくりと首を横に振りました。
「龍馬さんの為にも会わない方がいいです」
「俺の為?」
私はコクリと頷く。
私の中で確信していることがあった。
それは龍馬さんにハッキリした理由を言わなければ、また今日みたいなことが起きる可能性があるということ。
今は賑わう町を龍馬さんと二人並んで歩いています。
帰り際、龍馬さんが送ってくれると言ってくれたのです。
「今日は……ごめん」
長州藩邸から出てから、ずっと無言だった龍馬さんが言いました。
「そう思ってるなら、あんなことは二度としないでください」
「……」
それからお互いに言葉を交わさず歩き続ける。
そして、いつの間にかよく一緒にいた川原に来ていました。
思わず足を止め、風で流れる髪を押さえながら、高い位置にある夕日を眺める。
龍馬さんも足を止め夕日を眺めました。日に当たる部分がオレンジ色に照らされ、はねた髪の影の部分が暗くなっている。
「蒼蝶」
「はい」
返事をして龍馬さんの方を見れば、龍馬さんは私の方を見ていました。
「また会いたいって言ったら会ってくれるか?」
龍馬さんの言葉に胸がキュッと締め付けられる。
私は髪から手を離すとゆっくりと首を横に振りました。
「龍馬さんの為にも会わない方がいいです」
「俺の為?」
私はコクリと頷く。
私の中で確信していることがあった。
それは龍馬さんにハッキリした理由を言わなければ、また今日みたいなことが起きる可能性があるということ。


