私の師匠は沖田総司です【上】

美味しいか美味しくないか言って欲しいですね。

「どうですか?」

「美味いよ」

「よかったです」

龍馬さんが美味しいと言うなら大丈夫ですね。

そして料理を皿に盛り付けるだけとなると、外から声がしました。

「あっ、お嬢さん」

「本当だ蒼蝶がいる」

声の正体はヅラさんと稔麿さんでした。川原で会って以来会っていませんでしたが、元気そうでよかったです。

「お邪魔してます。後、勝手場を使わせてもらってます、すみません」

「いや、良いよ。この美味そうな匂いはお嬢さんの仕業だったのか」

「どうしてここにいるの?」

稔麿さんが少し首を傾げました。私は言葉に困りながら龍馬さんの方を見ます。

「俺が連れてきた」

龍馬さんは膝に頬杖を着きながら言いました。

それにヅラさんが溜息を吐きます。

「連れてくるのは構わねえが、ちゃんと俺たちに言ってからにしろよ」

「ん」

龍馬さんはヅラさんの言葉を聞き流しています。