「ここ」
「はい、ありがとうございます」
土間から降りて勝手場をざっと見ました。
綺麗な勝手場ですね。ここで料理をしている人は相当几帳面な方のようです。
「あの、普段ここは誰が使ってるんですか?」
「ヅラ」
まさかのヅラさんでしたか。
「ヅラさんって料理できたんですね」
「まあな。けど料理が美味いかと言われたら微妙だ。でも、俺や稔麿が作るよりはマシだからな。もう一人いるけど、そいつは料理を作るって感じじゃねえ」
「そうでしたか」
私は勝手場にあった前掛けを着け、紐でたすき掛けをしました。
そして勝手場にあった食材を見て献立を考えました。
「何か使っちゃいけない食材はありますか?」
「無いと思う」
だったら遠慮なく使わせてもらいましょう。
包丁を持って野菜を切り始めます。
料理を作っている最中、龍馬さんは土間の縁に座りながら私の後姿をジッと見ていました。
視線が気になりますが気にせず料理を作ります。
そしてある程度作り終わると龍馬さんを呼びました。
「味見してください」
「ん」
味噌汁を少量掬い取った小皿を渡すと、龍馬さんは躊躇わずにそれを飲みました。
そして「おっ」と言った後、無言になってしまいました。
「はい、ありがとうございます」
土間から降りて勝手場をざっと見ました。
綺麗な勝手場ですね。ここで料理をしている人は相当几帳面な方のようです。
「あの、普段ここは誰が使ってるんですか?」
「ヅラ」
まさかのヅラさんでしたか。
「ヅラさんって料理できたんですね」
「まあな。けど料理が美味いかと言われたら微妙だ。でも、俺や稔麿が作るよりはマシだからな。もう一人いるけど、そいつは料理を作るって感じじゃねえ」
「そうでしたか」
私は勝手場にあった前掛けを着け、紐でたすき掛けをしました。
そして勝手場にあった食材を見て献立を考えました。
「何か使っちゃいけない食材はありますか?」
「無いと思う」
だったら遠慮なく使わせてもらいましょう。
包丁を持って野菜を切り始めます。
料理を作っている最中、龍馬さんは土間の縁に座りながら私の後姿をジッと見ていました。
視線が気になりますが気にせず料理を作ります。
そしてある程度作り終わると龍馬さんを呼びました。
「味見してください」
「ん」
味噌汁を少量掬い取った小皿を渡すと、龍馬さんは躊躇わずにそれを飲みました。
そして「おっ」と言った後、無言になってしまいました。


