私の師匠は沖田総司です【上】

しばらくジッとしていたのですが、同じ体勢でいると肩や腰が痛くなってきました。

そしてそれらの痛みが限界に達しそうになった時、龍馬さんが低い声で呻きながら身を捩りました。

「あっ、起きました?」

「う゛~ん……腹減った」

起きてすぐにお腹が減ったとは忙しい人ですね。

「龍馬さん、勝手場を使っていいですか?使っていいなら私が何か作りますよ」

「おまえ、料理できんの?」

失礼な。料理ぐらいできますよ。

それに、この時代に来てから料理の腕が上がったんですよ!毎日隊士に大量のご飯を作ってますからね。

ムッと少し頬を膨らませていると、龍馬さんが苦笑しました。

「冗談だよ。おまえが作るみたらし団子の味を知ってるから。お願いできるか?」

「はい!」

龍馬さんの腕が緩むと、私は立ち上がって痛む肩や腰を伸ばしました。

「勝手場まで案内する」

「お願いします」

龍馬さんは気怠そうに髪を撫でながら立ち上がり、部屋から出て行きました。

その後ろを着いて行くと下の階の奥に勝手場がありました。