「何で逃げるのさ。指を舐めるのは消毒の為なのに」
「……」
身体を近付けると、天宮さんは近付いた分だけ離れる。
そしてボソッと何かを言ったけど、声が小さすぎて聞こえない。
聞き返すと天宮さんは下からチラッと僕を見た。
「だって、恥ずかしいじゃないですか……」
「え?」
「だから、いくら傷の消毒の為とは言え、男の人に指舐められるのは恥ずかしいんですよ!
お年頃の女の子の心臓は、ガラス細工のように繊細なんです!そんなに舐められたら、私の心臓は幾つあっても足りません!
それぐらい察してください!」
天宮さんが顔を赤くしながら顔を逸らした。
じゃあ、あの時指を舐めて逃げたのって、いやだったからじゃなくて、恥ずかしかったから?
そっか……いやじゃなかったんだ。
「よかった」
「何がよかったんですか」
「ん?こっちの話」
「そうですか」
天宮さんはまた僕から顔を逸らす。
こっちを見てくれた時の顔は、まだ林檎みたいに赤かった。
普段、一君みたいに冷静な彼女だけど、こんな風に可愛らしい反応をするんだと、初めて知った。
何だか普段見れない一面を見れて得した気分。
そして、僕がまだ知らない、彼女の一面を見てみたいという、欲求が出てきた。
そう思ったら何だかワクワクしてきた。
「……」
身体を近付けると、天宮さんは近付いた分だけ離れる。
そしてボソッと何かを言ったけど、声が小さすぎて聞こえない。
聞き返すと天宮さんは下からチラッと僕を見た。
「だって、恥ずかしいじゃないですか……」
「え?」
「だから、いくら傷の消毒の為とは言え、男の人に指舐められるのは恥ずかしいんですよ!
お年頃の女の子の心臓は、ガラス細工のように繊細なんです!そんなに舐められたら、私の心臓は幾つあっても足りません!
それぐらい察してください!」
天宮さんが顔を赤くしながら顔を逸らした。
じゃあ、あの時指を舐めて逃げたのって、いやだったからじゃなくて、恥ずかしかったから?
そっか……いやじゃなかったんだ。
「よかった」
「何がよかったんですか」
「ん?こっちの話」
「そうですか」
天宮さんはまた僕から顔を逸らす。
こっちを見てくれた時の顔は、まだ林檎みたいに赤かった。
普段、一君みたいに冷静な彼女だけど、こんな風に可愛らしい反応をするんだと、初めて知った。
何だか普段見れない一面を見れて得した気分。
そして、僕がまだ知らない、彼女の一面を見てみたいという、欲求が出てきた。
そう思ったら何だかワクワクしてきた。


