「あの、どうしてあの時、銃を持った人に襲い掛かったんですか?組長なら、あれがどんな武器か分かっていた筈です」
「ああ、それは……」
僕は言葉を切った。
あの時銃を持った相手に襲い掛かったのは、ただ単に女の子である天宮さんに庇ってもらうのが、イヤだったからだ。
男のくせに女の子に庇ってもらうなんて、情けないしカッコ悪いだろ。
男は女の子の手前でくらい、カッコつけたいものなんだ。
でも、そんなことを天宮さんに言うのは恥ずかしかったから、僕はそれ以上口を開かなかった。
「……言いたくないなら、構いませんよ」
僕の心情を察してか、天宮さんは手元に視線を戻しチクチクと隊服を縫い始めた。
膝に頬杖を着きながら天宮さんを見る。
隊服を縫う天宮さんの顔は真剣そのもので、目が少し寄り目になっている。
その顔が獲物を狙う猫みたいで面白い。
「いっ!!」
あっ、指に針を刺した。
「大丈夫?」
「はい……。いたた……」
天宮さんが涙目で針で刺した指を吸う。
その姿を見ながらニヤッと笑って
「また僕が指を舐めてあげようか?」
って言ったら、天宮さんが僕から距離を取った。
えっ?何その反応。けっこう傷つく。
「ああ、それは……」
僕は言葉を切った。
あの時銃を持った相手に襲い掛かったのは、ただ単に女の子である天宮さんに庇ってもらうのが、イヤだったからだ。
男のくせに女の子に庇ってもらうなんて、情けないしカッコ悪いだろ。
男は女の子の手前でくらい、カッコつけたいものなんだ。
でも、そんなことを天宮さんに言うのは恥ずかしかったから、僕はそれ以上口を開かなかった。
「……言いたくないなら、構いませんよ」
僕の心情を察してか、天宮さんは手元に視線を戻しチクチクと隊服を縫い始めた。
膝に頬杖を着きながら天宮さんを見る。
隊服を縫う天宮さんの顔は真剣そのもので、目が少し寄り目になっている。
その顔が獲物を狙う猫みたいで面白い。
「いっ!!」
あっ、指に針を刺した。
「大丈夫?」
「はい……。いたた……」
天宮さんが涙目で針で刺した指を吸う。
その姿を見ながらニヤッと笑って
「また僕が指を舐めてあげようか?」
って言ったら、天宮さんが僕から距離を取った。
えっ?何その反応。けっこう傷つく。


