***
土方さん、今頃くしゃみでもしてるかな。
そう思ったら面白くて、ニシシッと笑ってしまう。
「何が可笑しいんや。笑っとる暇があったら早よ蒼蝶ちゃんに謝りに行きなや」
「そうだけど……。それはもう少し時間が経ってから……」
今、天宮さんの所に行っても無視されそうだ。
無視されたら少なからず傷つく。
だから、もう少ししてから謝りに行こうと思っていた。
「アホやな。時間が経てば経つほど謝りにくくなるもんや。ほれ、とりあえずこの部屋から出て行きや」
ドンと尻を蹴られて医務室から追い出される。
何だか厄介払いされた気分。
しぶしぶ立ち上がって廊下を歩くんだけど、廊下を歩くだけで、すれ違う隊士たちの注目の的になる。
あちこちから「沖田組長の顔、女にやられたのか」って言葉が聞こえてくれるんだけど。
このままじゃ噂が独り歩きして面倒なことになりそう。
初期段階で隊士たちにお灸を据えた方がいいかもね。
僕はピタリと立ち止まり、小声で話す隊士たちに向かって、殺気を滲ませながら睨みつけた。
途端に隊士たちは口を閉ざし、全員の背筋がピンと伸びた。
全員、素晴らしい立ち姿勢だ。
土方さん、今頃くしゃみでもしてるかな。
そう思ったら面白くて、ニシシッと笑ってしまう。
「何が可笑しいんや。笑っとる暇があったら早よ蒼蝶ちゃんに謝りに行きなや」
「そうだけど……。それはもう少し時間が経ってから……」
今、天宮さんの所に行っても無視されそうだ。
無視されたら少なからず傷つく。
だから、もう少ししてから謝りに行こうと思っていた。
「アホやな。時間が経てば経つほど謝りにくくなるもんや。ほれ、とりあえずこの部屋から出て行きや」
ドンと尻を蹴られて医務室から追い出される。
何だか厄介払いされた気分。
しぶしぶ立ち上がって廊下を歩くんだけど、廊下を歩くだけで、すれ違う隊士たちの注目の的になる。
あちこちから「沖田組長の顔、女にやられたのか」って言葉が聞こえてくれるんだけど。
このままじゃ噂が独り歩きして面倒なことになりそう。
初期段階で隊士たちにお灸を据えた方がいいかもね。
僕はピタリと立ち止まり、小声で話す隊士たちに向かって、殺気を滲ませながら睨みつけた。
途端に隊士たちは口を閉ざし、全員の背筋がピンと伸びた。
全員、素晴らしい立ち姿勢だ。


