組長の顔がチラつく度に、お饅頭を食べる速度が速くなります。
半ば自棄(ヤケ)食いです。
「おーおー、今日の蒼蝶は一段と荒れてるな」
そんな私を見ている龍馬さんは面白そうに笑っています。笑われたらますますムッとなってしまいますよ。
笑う龍馬さんを横目にガツガツとお饅頭を食べ進めます。
食べ終える頃にはお腹が一杯になって、さっきまであった悲しみや怒りが静まった気がしました。
「龍馬さん、美味しかったです。ごちそうさまでした」
「お粗末様」
ゴロンと川原の土手に寝転がると、視界いっぱいに秋空が広がりました。
薄い雲が空のレースカーテンに見えてとても綺麗です。
草の上をゴロゴロとしていると、龍馬さんの吹き出す声が聞こえました。
「すげえ、無防備な格好だな」
「いつもはキッチリしてますよ。でも、たまには気を抜かないと疲れますから」
新選組の屯所だと、気を抜ける暇なんてありませんからね。
次から次に仕事がやってきますから、休む暇なんてありません。屯所から離れている間だけでも、気を緩めないと。
「そりゃそうだけど、いくらなんでも緩めすぎじゃないか?」
「そんなことありません。5割ぐらいキッチリしてます」
「俺が見たところキッチリ感は1割未満だな」
龍馬さんが私の頬を指で突っつき始めます。
気が抜けきった私はされるがままです。
半ば自棄(ヤケ)食いです。
「おーおー、今日の蒼蝶は一段と荒れてるな」
そんな私を見ている龍馬さんは面白そうに笑っています。笑われたらますますムッとなってしまいますよ。
笑う龍馬さんを横目にガツガツとお饅頭を食べ進めます。
食べ終える頃にはお腹が一杯になって、さっきまであった悲しみや怒りが静まった気がしました。
「龍馬さん、美味しかったです。ごちそうさまでした」
「お粗末様」
ゴロンと川原の土手に寝転がると、視界いっぱいに秋空が広がりました。
薄い雲が空のレースカーテンに見えてとても綺麗です。
草の上をゴロゴロとしていると、龍馬さんの吹き出す声が聞こえました。
「すげえ、無防備な格好だな」
「いつもはキッチリしてますよ。でも、たまには気を抜かないと疲れますから」
新選組の屯所だと、気を抜ける暇なんてありませんからね。
次から次に仕事がやってきますから、休む暇なんてありません。屯所から離れている間だけでも、気を緩めないと。
「そりゃそうだけど、いくらなんでも緩めすぎじゃないか?」
「そんなことありません。5割ぐらいキッチリしてます」
「俺が見たところキッチリ感は1割未満だな」
龍馬さんが私の頬を指で突っつき始めます。
気が抜けきった私はされるがままです。


